2010年9月16日木曜日

気にしていた物語を一気に読んだ

学会の合間におまえは何をやっているんだ。いいじゃない人間だもの。


とある事情でまとまって本が読めたので、少し覚え書き。
気にしてたあの漫画、「バクマン。」で 御座います。アニメ化もするみたいだし、たしか記憶が正しければ、「この漫画がすごい」とかでも取り上げられてたような。ヒカルの碁、デスノと読んできたのにこの作品だけは縁が無くてスルーしていたけどヨウヤク読めました。

以下ネタバレMAX?なのでご注意。 反転(Ctrl+A)してご利用ください。



第一印象は内容が結構問題になったんじゃねーのかなーという感じ。これって自社テレビ局が内部事情を吐くようなものだから、編集する側はあんまりおもしろくないんじゃないのかーと思ったりした。もっとも結構深くまで吐き出すようにエグって考えを書いてくれてるので見てる側は「へー」とか「ほー」とか考えが「読めて」良かったと思う。久しぶりに絵じゃなくて話で面白いとは感じた。もっとも、これは一握りの作者側の意見をモリモリ盛った内容だから、いろんな人の琴線に触れそうな、そんな気もする。

この話はスタートが0から始まるので、漫画ってどーなってるの?という疑問はこの作品のおかげで大分払拭されたように思います。もっとも今はデジタルでの製作が徐々に浸透しているんで一概には言えないですが、道具が進化しても過程はあんまり変わらないでしょう。毎週発売される高価な紙がこんな人間ドラマに晒されてるのはなかなかどうして理解は及びにくいものです。我々は出てきた物が面白いかそうでないとしか言えないわけで、どんなに手塩がかかっていてもそれは分からない。ここにスポットを当ててくれたのは創作する人からしたらいい話題ネタ(失敬)になりそうな感じではありますね。


私も鉛筆を紙に擦りつける作業をしているので結構共感したり、タメになったりは生意気ながらありました。とくにネームの重要性がとても印象的。あたりまえだけど「お話」が面白くなかったら結局は失望してしまうのは世の常です。ですのでネームで芯を作って絵を当てるってのは分かっていてもまだまだ想像はし難い。この作品は後半になってくるとまあ当然連載について触れてくる訳ですが、キーとなる要点ではネームでの押し問答が殆どになるような気がします。ギャグ路線の内容でいくだの、シリアスだのと葛藤が続きます。編集者や作者、アシスタントさんの生々しい会話。どこを切っても漫画を面白くしたい、世に羽ばたかせたいと全員が願い、目がギラギラしているわけです。作中では次々に漫画が登場してくるのですが、執拗な位に彼らはその作品を解説、批判していきます。まるで本当に推敲しているように、ね。かなりの偏見も入っているんでしょうが。もはや一体何が面白い話なのか、読んでるこっちが自信を無くしてしまうくらいに。

 ワンピースとかnarutoなど、同じジャンプのネタを惜しげなく使ってくるあたりは大御所の作品の権威(?)のようなものを感じます。作風はいつのも小説風味なのに、ギャグでもなんでも無い成長サスセスストーリー。最後はいったいどんなエンドに持って行ってくれるのか。個人的にはかなり所有欲が沸いてしまって仕方ない。


あーやっぱ漫画っておもしれーなーというのは今回読んで何となく思い出し、胸を穿ったような。 荷物増えるからって抑制しててもしょうが無いよ諸君と言いたい(俺に)。

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